シルバニア関連の過去の新聞記事を紹介します。 |
◆探していた記事が見つかりました。1997.9.7 以下のようなメッセージをここで書いていたのですが、久しぶりに記事検索すると なんとでてきたので早速ここで紹介させていただきます。 ******************************************************************************** * 昨年あたりの産経新聞に「学校の授業の中で、シルバニアを使って家や家族に関する * * 授業をしている」という記事を見た記憶があり探したのですが、どうしても見つける * * ことが出来ませんでした。67tこの記事に関してご存じの方はご連絡下さい。 * ******************************************************************************** |
★ドールハウスと小物たち展 96.04.22 産業経済新聞社
★「既成おもちゃ」図工の授業に利用 都内の5小学校教師ら 95.12.22 産業経済新聞社
★エポック社、動物ぬいぐるみ人気盛り返す 95.08.17 日経産業
★シルバニアの生活、手作りした作品も 92.07.16 毎日新聞社
★エポック社、「シルバニア」を販促――舞台開発、ストーリー募集。 90.03.17 日経流通
★缶コーヒーにぬいぐるみ、ウェルチ、新ギフト商品――エポック社と組む。 88.11.05 日経流通
★楽しく飲める、缶ジュース――日本ウェルチフーズ(ニューフェース) 88.10.28 日本経済新聞朝刊
★動物着せかえ人形の原画を描いた童画家が著作権侵害と賠償提訴 87.10.19 毎日新聞社
★大ヒットのシステムがん具「シルバニア・ファミリー」 女の子の心とらえる 87.01.05 東京読売朝刊
★伊藤喜工作所、来年はキャラクター頼み――家具に採用と同時にエポック製品も扱う。 86.09.27 日経産業
★クリスマス商戦、高価な「ファミコン」飛ぶ売れ行き 85.12.23 朝日新聞夕刊
16世紀、ヨーロッパの貴族たちが自分の邸宅のミニチュアを作らせたり、装飾品 をキャビネットに並べたのが発祥といわれるドールハウス。ロンドントイ&モデルミ ュージアム所蔵のドールハウス、小物約230点を展示することにより、1800− 1900年代のヨーロッパの生活様式や文化を紹介する。1930年代にウェールズ の人々から、若きエリザベス女王に贈られた模型の家をもとにして作った「草ぶき屋 根のドールハウス」など、貴重な作品のほか、日本のひな道具、現代版ドールハウス としてシルバニアファミリーも展示。(写真=1900年、フランス製「消防署」) 東京・千駄ケ谷のフジタトイミュージアム(TEL03・3401・4242)で。 大人・高校生以上200円、小中学生100円、小学生未満無料。8月31日まで。 木曜休館。 産業経済新聞社
95.12.22 朝刊 16頁トップ 写真有(全1467字)
おもちゃといえば遊びのイメージが強いが、既製のおもちゃを図工の授業に取り入
れようと試みている小学校がある。小学生の場合、いきなり自由な表現を、といって
も戸惑う子供も多い。想像の幅を広げる過程を手助けする道具として、おもちゃが有
効だという。(永井優子)
◆豊かな想像力が身につく
東京都新宿区の愛日小学校(近藤忠美校長)の横山裕教諭(五三)ら、都内の公立
小学校五校、三つの保育園の教師は、エポック社の動物がん具「シルバニアファミリ
ー」を教育現場に取り入れる研究活動を昨年から行っている。
「シルバニアファミリー」は、エポック社が九年前から出しているロングセラー商
品。森の中で暮らす動物の家族というコンセプトで、ウサギやリス、クマの人形のほ
かに、家や家具、お店などで構成される。ごっこ遊びを中心に、家族の疑似体験がで
きる点が特徴だ。
横山教諭が先月行った二年生の授業では、児童を四人ずつのグループに分け、家一
つ、人形一ファミリー(お父さん、お母さん、男の子、女の子、赤ちゃん)を使って、
自由に遊ばせた。その後、グループごとに、ストーリーを考え、劇の発表を行った。
まず、教室に人形が置いてあるのを見て「先生、変な趣味」と声が上がる。授業に
使うと聞いて「先生が一人で遊んでるのかと思った」「おもちゃは遊び。図工じゃな
い」など、初めは違和感を持つ子供もいた。
しかし、遊び始めると夢中。ある班は、大地震で家の中がめちゃくちゃになってし
まったが、持ち出した楽器で演奏会をして金持ちを呼んで、資金をつくって家を建て
直すというストーリーを発表した。
教室にあった木切れを使って家具を作ったり、家を建て増しする、カゴを家に見た
てるなど、発想の幅が広がった。家族でしたこと、遊んだことを劇に織り込んだとい
う子供もいた。
家で遊ぶのと、授業でやるのとでは「授業の方が楽しい」という子がほとんど。一
人で全部やるのは難しいので、みんなで役割分担した方が話も膨らむというのが理由
だ。
翌週、「家族で」というテーマで全員に自由に絵をかかせた。横山教諭は「ただ自
分の家族を思いだしてといっても、ぼんやり考えるだけの子供もいる。遊びで役割を
演じているうちに、家族の意味を自然にとらえて、スムーズに表現できた」という。
「図工は表現の教科。自分の思いをどう目に見える形に作り上げるか、筆や絵の具、
粘土などの物とのかかわりを通じて発見・工夫していくもの」というのが、横山教諭
の考え。その上で、おもちゃが果たす役割を「子供が想像していく過程で、表現を飛
躍させる媒体になる」と話す。家族の絵をかくにしても、固定された表現に、動きが
出てくる。
「おもちゃは、使う中で工夫するもの。使い方が分かったら、手持ちの材料で付け
加えたり、新しい遊び方を考え出して発展させる。まさに、表現手段の一つ」
また、低学年では、おもちゃに囲まれた幼稚園から、無味乾燥な小学校に上がり、
ふだん自分が遊んでいるものがぽっとあると、安らぎも大きい。シルバニアファミリ
ーを取り入れた保育園では、乱暴だった子供が、物の扱い方に優しさが出てきたとい
う報告もある。
横山教諭によると、図工の授業でおもちゃを作ることは多いが、既製のおもちゃを
取り入れる試みは、珍しいという。おもちゃは遊びという観念が抜けないのか、授業
で遊んだことを「怒られるからお母さんには内証にした」という男児もいた。
横山教諭は「おもちゃを表現手段の一つとして大きくとらえれば、授業にもっと取
り入れられてもいいのではないか」と話している。
産業経済新聞社
95.08.17 日経産業 10頁 写図有(全1364字)
エポック社(東京・台東、前田道裕社長)の女の子向け動物ぬいぐるみコレクショ
ン、「シルバニアファミリー」が息を吹き返してきた。八五年に発売して大ヒットし
た後、一時期は他社の類似商品に押されてすっかり勢いを失ったこともある。母親や
子供たちで「友の会」を作るなど地道にファン層を育てる作戦が功を奏したもので、
発売十年目の今年、クリスマス商戦にかけてはさらに商品群を強化して臨む。
「単に十年目を迎えたからというのではない。どん底からはい上がってきた商品だ
けに自信がある」。六月中旬就任した前田社長にとってもシルバニアは特に思い入れ
の強い商品。日ごろ控えめな前田社長だが、今年度は二〇%増の小売りベース五十億
円突破を目指す、と強気の姿勢を隠さない。
背の丈十センチ以内の手のひらサイズのかわいらしい動物のぬいぐるみと関連商品。
シマリスやウサギ、クマなどの家族と、着せ替え用のドレス、家、家具、ブランコな
どの遊び場がメルヘン調でやさしい動物の世界を構成する。
発売当初、素朴なかわいらしさが受けてヒットした。二年目には売り上げが一気に
百億円を突破し、話題を集めたが、競合メーカーが類似品を相次ぎ投入。商品の独自
性が損なわれて売り上げは急降下し、以後は年商二十億円前後で低迷してきた。
しかしエポック社は、シルバニアをあきらめず、担当者一人一人が商品再建に本腰
を入れた。女の子のおもちゃの新しいジャンルを提案した画期的商品、との自負があ
ったからだ。購入した母親や子供たちで「シルバニアファミリー友の会」を作って会
報を発行。消費者と直接交流できる場を設けた。毎年参加者を募って、八ケ岳の森林
ツアーを催すなどファンクラブ活動に力を入れ、店頭では「メルヘンキャンペーン」
と銘打った販促活動を続けてきた。その結果、ここ三年は前年比一五%前後の伸び率
で売り上げを回復している。
今年は十周年を記念して、雑誌にマンガの連載を始めた。三月に発売した人形ハウ
スセット「赤い屋根の大きなお家」は従来のハウスものの倍のペースで売れており、
年末商戦に向けて大型商品を相次ぎ投入していく。
大ヒットした商品を真似して類似品が続々登場するのはどんな市場でも常。その結
果新しい商品ジャンルが育つこともあるが、せっかく将来性のある商品を類似品や粗
悪品が冷やしてしまうことも少なくない。とくに玩(がん)具業界は市場が狭いだけ
に「物まねは当たり前。市場を広げるきっかけになる」(中堅玩具メーカー役員)と
いった風潮が強かった。
例えば、女の子向け玩具市場で圧倒的な優位を誇ってきたバンダイの「美少女戦士
セーラームーン」シリーズ。四年目を迎えて「魔法騎士レイアース」や「ウェディン
グピーチ」などライバル商品が店頭を盛んに飾り出した。
全般に玩具市場が盛り上がらない中で根強い人気はあるものの、「さすがに昨年、
一昨年の夏商戦のような勢いはない」(大手百貨店担当者)。
はやりすたりの激しい玩具業界だけに、一度下火になったキャラクター商品をよみ
がえらせたシルバニアのようなケースは珍しい。「物まねは必要悪」「一度すたれた
らそれっきり」といった業界の風潮にも一石を投じた格好。「売り上げ回復の過程で、
社員一人一人が学んだノウハウこそが財産」と前田社長は目を細めている。
(染谷 好信)
日本経済新聞社
92.07.16 毎日新聞東京朝刊 18頁 家庭 写図無 (全197字)
東京都中野区のおもちゃ美術館で、「すばらしい世界・シルバニアファミリー」展
を開催している。
子供たちに人気のあるおもちゃ、シルバニアファミリーの動物たちを展示。シルバ
ニアたちの四季の生活を、幼児や小中学生が手作りした夢のあるおもちゃ展。手作り
おもちゃ教室も開く。入館料五百円。
展示は八月三十日まで、午前十時半から午後五時、金曜休館。中野区新井二の一二
の一〇、おもちゃ美術館(JR中野駅北口下車)。
毎日新聞社
90.03.17 日経流通 2頁 写図有(全464字)
中堅がん具メーカーのエポック社(本社東京、社長浮洲博氏)は女児向けの小ぬい
ぐるみ「シルバニアファミリー」で販売攻勢をかける。ぬいぐるみが活躍する舞台
「シルバニア劇場」=写真=を開発し、“動かして遊ぶがん具”としての魅力を消費
者に訴える。また、シルバニアファミリーの新しいストーリーを募集、優秀者を英国
へ派遣、現地のシルバニアのファンと交流を深める企画も立案した。
「シルバニア劇場」は十八センチ×三十センチ×三十六センチの大きさ。ぬいぐる
みを棒の先端に固定し、その棒を動かして遊ぶ仕組み。
舞台の背景は交換できるようになっており、十二種類のパターンがある。小売価格
は三千円。年内に三十万個の販売を目指す。
ストーリーの募集は四月から始める。優秀者親子二組を夏休みに英国に招待する。
シルバニアファミリーは英国で根強い人気をもつ動物のぬいぐるみ。小売価格は一つ
が平均六百五十円。
八五年に発売し、これまでに国内で四千五百万個を販売した。しかし、現在の販売
ペースはピークだった八七年の一割程度に落ちており、再攻勢をかけることにした。
日本経済新聞社
88.11.05 日経流通 3頁(全501字)
飲食メーカーの日本ウェルチフーズ(本社東京、社長藤井正次氏)はがん具メーカ
ーのエポック社(本社東京)と組み、新しいギフト商品を開発した。エポック社が販
売しているおもちゃのキャラクターを採用したもので、従来の飲料ルートのほかギフ
トショップやファンシーショップ、ファミリーレストランなどのルートも開拓する。
若い女性などの需要をねらっており、飲料の新しい販売手法として関心を集めそうだ。
開発した商品は「ウェルチ シルバニア ミニ」(一セット七百円)と「ウェルチ
シルバニア デラックス」=写真=(同千二百円)の二種類。いずれも百三十五グ
ラム入りの果汁一〇〇%ジュース缶の詰め合わせだが、パッケージには「シルバニア
・ファミリー」という動物のおもちゃのキャラクターを使用している。「デラックス」
ではさらに缶飲料と一緒に動物の人形もパッケージの中に組み入れた。
日本ウェルチフーズではこの商品を従来の飲料ルートに加えて、ギフトショップル
ートなどでも販売し、「身近な人への気軽なプレゼントとしての需要を開拓する」
(同社営業部)という作戦。来年六月までに「ミニ」と「デラックス」を合わせ二十
万セットの販売を目指す。
日本経済新聞社
88.10.28 日本経済新聞朝刊 9頁(全219字)
◇缶ジュース◇日本ウェルチフーズ(TEL03・431・4474)の「ウェル
チ シルバニア ミニ」、「同デラックス」
《ポイント》天然果汁一〇〇%で百三十五グラムの飲み切りサイズ缶ジュース。パ
ッケージに子供や若い女性に人気のキャラクター「シルバニア・ファミリー」(エポ
ック社)を使った。
《価格・発売時期》五缶入り七百円など。十一月一日。
《ひとこと》酒店、コンビニ店のほか、ギフトショップ、ファミリーレストランな
ど新しい販路を開拓する。
日本経済新聞社
87.10.19 東京本紙朝刊 6頁 社会 写図有 (全1248字)
女の子を中心に大人気の動物着せかえ人形「シルバニアファミリー」をめぐり、原
画を描いた童画家が「自分の著作物を不法に使用し、膨大な利益をあげている」とし
て、製造販売業元のエポック社(本社・東京台東区、浮洲博社長)を相手取り、一千
万円の損害賠償を求める訴えを近く東京地裁に起こす。ほのぼのとした動物人形は
“ごっこ遊び”が楽しめる点が受け、一時はデパートのおもちゃ売り場で売り切れに
なるほどだった。
訴えを起こすのは、神奈川県大和市つきみ野八の七の一八、童画家、小林和子さん
(58)。
訴えによると、小林さんは五十九年八月末、当時の松本輝男・同社社長から洋服の
着せかえができる動物人形の製作依頼を受け、上野動物園に行くなどして、顔、体が
自然に近く立つような動物人形の原画を作製。同年十二月末までに、クマ、ウサギな
ど八動物の家族四十点の原画を、同社に渡した。
同社は、小林さんの原画に基づいて動物人形を製作、六十年三月から、米国中南部
のもりからとって「シルバニアファミリー」と名付け販売を開始した。同時に小林さ
んの絵を使い、イメージ作りのため「シルバニアファミリー絵本」二冊を著者・小林
和子名で発行した。
さらに、同社は動物人形のうちアライグマなど数点を小林さんの了解を得ずに製造
販売、小学生向け雑誌や製菓会社にもキャラクターとして使わせていた。
静電気で植毛した小型の動物着せかえ人形は、十八家族、約八十点、さらに家財道
具が売られている。人形、家具、小物などは一点三百−千円、ハウスは千−六千円ぐ
らいで爆発的に売れた。このため、同社の年間売り上げは、六十一年三月の決算では
前年より約十五億一千万円増え百二億七千五百万円に伸びた。
一方、小林さんが受け取ったのは、六十年四月に「シルバニアファミリー一式」名
目で五十五万円、同年暮れに賞与として五十五万円、さらに絵本一冊につき五十五万
円の合計二百二十万円だけ。
小林さんは「自分に了解なく製作された動物人形があることや、無断で第三者にキ
ャラクター人形を使用させたことは著作権の侵害。自分の著作物を不法に使ってばく
大な利益をあげながら、利益が還元されていない」と、四月ごろから著作権を認める
ように同社と交渉を進めてきたが、同社が認めようとしないため訴訟に踏み切ったと
いう。
これに対し、同社は「小林さんに依頼したのは動物人形の製作ではなく、動物のラ
フスケッチ。人形は、ラフスケッチを参考にして改良を加えて製作したものであり、
小林さんに著作権が生じる余地はない。従って、わが社はこの人形の写真などの使用
を第三者に許す権利がある」と反論している。
小林さんと松本前社長は古い知人だったため、原画を渡した時、契約書を交わして
いないが、著作権など無体財産権法専攻の紋谷暢男成蹊大法学部教授は「小林さんは
同社の従業員ではないので著作権は小林さんにあり、同社には生じないだろう。人形
を無断で作れば著作権の侵害といえる。問題は、これまで支払われたお金を両者がど
うとらえていたかだ」という。
毎日新聞社
87.01.05 東京読売新聞朝刊7頁 臨時面 写有(全401字)
男の子がファミコンなら、女の子にはシルバニア・ファミリーがある――。
ウサギ家族を主人公にしたエポック社(浮洲博社長)の動物人形シリーズ「シルバ
ニア・ファミリー」は、六十年三月発売以来、すでに四千万個以上も売れた。幼稚園
児から女子大生まで、女の子のハートをガッチリつかみ、おもちゃ業界の“F・F戦
争”とさえいわれる。
その人気の秘密は「かわいくて、温かいキャラクター」(中村浩喜宣伝部長代理)。
最近はファミコンなどハイテク(先端技術)おもちゃが幅をきかせ、「格好いいけど
冷たい」イメージが強い。そんな風潮の正反対を狙ったのが予想以上の大当たりとな
ったようだ。
ウサギのほかクマやリスなど十三種の動物家族に、家や家具まで約四百もの豊富な
種類。一個数百円で買いそろえていける気軽さも、ブームを支えている。
「発売時期は、二年後のウサギ年をにらんで決めた」(中村さん)だけに、「今年
こそが正念場」と腕をまくっている。
読売新聞社
86.09.27 日経産業 8頁(全559字)
伊藤喜工作所は六十二年学習家具商戦でキャラクターをフルに活用した営業作戦を
展開する。がん具のキャラクター商品「シルバニアファミリー」を家具に採用すると
同時に、シルバニアファミリーそのものを大型家具専門店に卸売りする。店頭にキャ
ラクター商品をそろえることで、家具の販売促進に役立てようという狙いで、商品の
魅力を演出することで商戦を有利に展開する考え。
同社は六十二年向け新製品で、エポック社(本社東京、社長浮洲博氏、資本金二億
五千万円)の「シルバニアファミリー」を女子向けの学習マットやフロアマット用の
新キャラクターに採用した。エポック社のキャラクター商品は「シルバニアの森」を
舞台に生活する動物の家族をキャラクターにしたもので、その人形は女の子の間で爆
発的な人気を呼んでいるという。
キャラクターを学習マットなどに利用するだけでなく、エポック社と提携して周辺
にがん具店がない大型家具専門店を中心に「シルバニアファミリー」を店頭で販売で
きるようにする。取引の形は伊藤喜工作所が商品を仕入れ、大型家具専門店に卸売り
する。
同社としては全国三十社、二百店舗にエポック社の商品を販売するよう呼びかける。
キャラクターに対する学習家具各社の取り組みはさまざまだが、需要低迷が続くなか
で「キャラクター頼み」の傾向は衰えそうもない。
日本経済新聞社
85.12.23 朝日新聞夕刊 11頁 1社 写図無 (全370字)
今年のクリスマス商戦は22日の日曜日でヤマを越えたが、東京都内のデパートが
23日までにまとめた人気商品の集計によると、高価なおもちゃが売れ行きを伸ばし
ている。
ほとんどのデパートで、「ファミリー・コンピュータ」(1万4800円)が第1
位。東急百貨店では、22日だけで1000台を売った。西武、伊勢丹、小田急など
各店で今年初めて上位に名を連ねたのが、「シルバニア・ファミリー」という商品名
の動物のぬいぐるみ(ギフトセットで1万2000円など)。「テレビやマンガに登
場したわけでもないのに、なぜ」と、担当者が首をかしげる売れ行きだ。ハレーすい
星ブームのせいで、3、4万円もする高価な天体望遠鏡もよく売れ、いくつかの百貨
店で品切れになった。
京王百貨店の試算では、今年のプレゼント商品は平均5000円。昨年に比べ、5
00円ほど上がった、という。
朝日新聞社
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